続Mさんの話

Mさんも俺も、いわゆるIT企業とゆうところで働いている。
(俺にはそんな自覚はまったく無いんだけれど)
この業界、会話にテクニカル・タームが氾濫しているわけだが
なかには、煙に巻くために、わざわざ横文字で言ってるだけじゃねぇか。
ってのもあるわけで、椿三十郎さんから言っていただくと
「おめえ達の、話ゃくすぐったくって聞いちゃいあいられねぇ」んである。
しかし、この業界では、東京都神社庁とか大塚坂下町儒者棄場とか
池部良とかのことを話しているばっかりでは、ダメなようだ。
Mさん曰く「我々なりのタームが必要ですね、アウフヘーベンとか」
機会があったら言ってみたいものだ。
「当社のレゾンデートルとして、アルケーの設計段階から
アンガージュマンし、アンシャン・レジーム
シュトルム・ウント・ドランクアウフヘーベンします。」

何を企んでいるのか、笑顔のMさん