旅に病んで 夢は枯野を 駆け巡る

年末年始は、3日連続で映画館に行ったり、絵を描いてる途中に画材の不足にいらついて、初売りのユザワヤで、ピットチョークや精炭を買いこんだり、例年のだらだらモードよりは、充実していたと思う。
去年の1月2日だか3日だかには、ものすごい動悸で目が覚めて、来年の正月は生きて迎えられるのかなぁ。などと、ぼんやりとした不安に囚われたものだった。
この通り、無事に正月を迎えることが出来たけれど、最近は、老後とか死とかについて考えることが多い。
このあいだ会社の同僚と、人生の終焉を結ぶ定型的なかっこいい文章の話になった。

  • 孤独と赤貧のうちにその生涯を閉じる。
  • 事業に失敗し、失意のうちに病没。
  • テロリストの凶刃に斃れる。
  • 巴里で客死。
  • 自決。

一番人気は(たった2人ですが)「事業に失敗」だった。
男に生まれた以上は、一編でもいいから事業に失敗して、巨額な負債を抱えてみたいものだ。

あと、辞世くらい詠めるようになっておかなきゃならないな。