東京でひとつ、銀座でひとつ

 こんばんは。いつもみんなの笑いものです。今年こそはと腹切りました。
世間はクリスマスに向けてムラムラとしているようだけれど、ヒキコモリのニートには、なんのイベントが起こるわけも無く今年もひっそりと息を殺してクリスマス軍が去っていくのを待つのみ。アンネ・フランクのように。そもそも23日締め切りの仕事抱えてるしね。ところが、素材提供の遅れでこの土日が休みになった。そこで、クリスマス気分を味わいに、おそるおそる、アンネは昨日銀座に行ってみた。
 まぁ、買うものもないただの散歩。言ってみれば、鰻屋の前で匂いをおかずに飯を食うみたいなもの。もう少し洒落て言えば、ショーウィンドーに飾られたトランペットを食い入るように見つめる黒人の少年みたいなもの。いや何も欲しくないけどさ。でも、ショージキに言うと、この時期の銀座は好きなんだ。子供の頃を思い出すし、何しろ落ち着いているからね。



 そして今日は、ここ数カ月、眼に入っても見えない振りをし続けていたあるモノを片付けた。扇風機である。見えない振りと言っても、そやつは窓辺にあり、寝るときは枕元に鎮座ましましておった。ニンニクチョモランマ、野菜トリプル、辛め、脂マシマシておった。もし、これが風鈴であったなら、季節の忘れ物として一句ひねってみることも可能かもしれないが、扇風機じゃあなぁ、、、。