2006-11-07 特に書くこと無し 秀子 仕事が捗らず、珍しく帰宅が12時近くになる。 すっかり冷えてしまった夕餉の膳で、秀子がうたた寝をしていた。 父親を待つとは孝行娘であるが、湯冷めがたたって風でもひかれては かえって仇となるので、軽く叱りつけ部屋に帰す。 冷酒の猪口の縁が、少し滲んで見えた。