今頃観たのか

前回、『ゴッドファーザー』のDVDボックスの話を書きましたが、『ゴッドファーザー』大好きです。
DVDボックスを手に入れてから、パート1と2は何回も観ています。
しかし、パート3は、一度もディスクを取り出したことがありません。
それ以前に、パート3を今まで観たことがなかったんです。今まで一度も!
んで、ついにパート3の重いふたを開けて、始めて観てみました。
そして、観終わった後に公開が1989年ってのに、びっくりしてしまいした。
評判よくないなぁってだけで、18年も前の映画を今まで観ないでいたのかよ。俺は…。
そんな長い間、評判よくないらしいって思っていた末に観たので、大変面白い映画でした。もちろん、不満はありますけど。
当時はキャストの豪華さに欠けるって言われてましたが、俺様に言わせると、どうにも野郎共の顔が薄いのが気になったのです。
パート1、2では、住所:暗黒街、職業:殺し屋って、ホンモノな顔してる野郎共が、わんさか出てきたのに、
パート3だと、そんな野郎は、ジョー・モンテーニャのボディーガード役のヴィト・アントゥオフェルメくらいですか。
で、アメリカで薄まっちまった面構えを求めて、映画の後半では舞台をシチリアに移すんですが(違う)、面構えの原液がドクドクと湧いてると思ったシチリアでも、出てくる殺し屋は、みんなかっこいいサッカー選手みたいだし。
パート1、2のキャストの豪華さってのは、あの画面の隅々にいた、いい面構えの無名の俳優達だったんだなぁと思ったのであります。
「今の日本には武人の顔をした役者がいなくなった」なんてよく聞きますけど、アメリカでもマフィアの顔した役者がいなくなったようですね。

こうゆう顔の歌い手も見なくなりましたね。