街道をゆく〜氷見線の悲劇、さらば北陸本線

またまた、UPできなかった。やはり、一晩でまとめるのは難しい。
それでは、5日目の高岡からです。


藤子不二夫誕生の地、定塚小学校巡礼。氷見線キハ47で雨晴海岸探訪。
最終日の黒部の予定をあきらめて、北陸本線はくたか上越新幹線と乗り継いで、東京へ帰ることにした。


定塚小学校の登校時間に合わせてホテルを出る。児童達の登校風景を撮ろう。
なんて素晴らしい思いつき。と思いきや、早速道に迷う。近所のオバサンに道を聞く。
少しばかり案内してもらうと、登校中の児童が見つかった。
「あの子についてけばいいよ」って、オバサン、この御時世に暢気なことを。
出来るだけ無害なオジサンに見えるように、その男の子と道中を共にする。
俺「定塚小学校かい」
男の子「うん」
とっくに登校時間は過ぎてるはずなのに、この子もノンビリしたものだ。
少しして小学校に到着。最後に、その子に向かって「坊主!ピースだ!」

藤子不二夫の後輩である。


高岡駅に戻って、氷見線に乗る。停車していたのは、1両編成ハットリくん塗装のキハ40。
うーん、この時間帯しかないし、雨晴で途中下車するから、次はキハ47の3両編成が来るだろう。
雨晴駅で途中下車。ぶらぶら歩いて海岸に出る。
以前の同僚の実家がこの地で民宿をやっている話を聞いていたので、
わざわざ記念撮影に行く。自画撮りで本人にメール送信。
期待はしていなかったけど、やはり雨晴から立山連峰方面はまったく見えなかった。
海水浴場の監視台だろうか?櫓が残っていたので、そこに登って海を眺める。

ここまで来ると、若狭湾とは海の色が違うなぁ。



この向こうに将軍様が…


雨晴駅に戻って、氷見行きを待つ。駅員に聞くと次も1両編成だそうだ。
しばらく待つと、やってきたのは、またもやハットリくん塗装のキハ40だった…。

いや、氷見に行けば、キハ47が待機しているはずだ。気を取り直して電車に乗り込む。
氷見に到着。他に電車見当たらず。おそるおそる駅員に訊ねる「次の高岡行きは、これが折り返すんですか?」
駅員「はい、そうです」って、おい!随分簡単に言ってくれるな。
俺「その次の高岡行きは何時でしょう…?」
駅員「12時6分です!」って1時間以上先じゃねえかよ!

少ない時間をやりくりして、本数の少ない氷見線に乗ったのに、
上りも下りもハットリくんかよ!なんの為にここまで来たと思ってんだ!
も、もう、じ、時間も無いから、泣く泣くハットリくんで折り返す。



高岡に停車中のキハ47。味わい深いなぁ…。これに乗るために高岡に来たとゆうのに…。
もうJR西日本は、氷見線の時刻表に、ハットリくん塗装車の時は「ハ」とか書いとけ!


ここまでで、実はまだお昼前。コインロッカーから荷物引っ張り出して、コンビニで昼飯買って、
直江津行き各駅停車の進行方向左側に陣取る。
滑川、魚津あたりから、海岸が見え出す。綺麗だ。電鉄黒部は歯軋りしながら見送る。
神通川黒部川、姫川、立ち寄りたい河口もあったけど、もうシャットアウト。
綺麗な海と、民家の形などを眺めながら、のんびりと富山を横断。
あたりまえの話だけれど、岐阜や滋賀の農家とは違う。こうゆうのも旅の楽しみ。
棟の端を綺麗な形の鬼瓦で飾っている民家が多い。この鬼瓦、雨晴でも見た。
新潟に入っても同じ形のものを見るから、随分と範囲が広いな。
(家に帰って調べたら、獅子口とゆうらしい)


直江津で下車、ここから「はくたか」と上越新幹線で東京まで帰る予定。
だったんだけれど、5番線の表示に「長野行き妙高8号」発見。
そうか、ここから信越本線で長野って手もあるな。高速バスを使えば安く上がるし。
計画を変更して、妙高8号に乗車。普通列車なのに、リクライニングシート。快適。
妙高、黒姫では、薄の穂が綺麗に光っている。こちらは、もうすっかり秋の風情。
16時32分、長野に到着。少し肌寒い。越前蕎麦の次は、戸隠そばか!そんな時間はない。
ここから、角間温泉行きたいなぁ…。それを始めると世捨て人になる。
せっかくだから善光寺参りをしようと思ったけど、大門まで歩くと以外と時間がかかってしまった。
バスの時間が迫っているので、残念ながら諦める。
高速バスに乗る、味気なし。特に書くことなし。
21時40分、新宿西口着。以上で4泊5日の旅を終える。
そういえば、北陸まで行ったのに、地の魚とか口にしなかったな。ま、そうゆうの興味ないし。
猫ヶ原さんに会えたし、綺麗な景色が見れて、いろんな列車に乗れたから十分幸せ。