2008-04-27 図書館の一部になるんだ 読書 通勤の間に、正岡容、川本三郎、幸田文の随筆を読み、 夜は、布団の中で遅ればせながら、村上春樹の「海辺のカフカ」を読んでいる。 登場人物のひとりが、主人公の少年に向かって「君は甲村記念図書館の一員になる」と言う。 都会を離れて、地方の趣味の良い図書館に暮らす。これには、とても心を動かされてしまった。 今度引っ越すとしたら、東京の他の町とかではなく、いっそ首都圏を離れて静かに暮らしたいとさえ思う。 こう思うのも、去年の関が原の旅の印象のせいかもしれない。 図書館や美術館なんて、贅沢は言わない。ひっそりとした昔町の、なにかの一部になりたい。