読書

無伴奏ソナタ

近所の古書店で、オースン・スコット・カードの『ソングマスター』を発見した。買おうと思って手に取ったが、少し考えてみて、これ持ってるんじゃないか?という疑念に駆られて思いとどまった。もはや本棚が目茶目茶な状態になっていて、手放した覚えの無い…

その辺をのみこんでください

今和次郎『考現学入門』を読んでいたら、こんな記述があった。 大地主たちは、田畑をほっちゃらかしにしている。しかも永遠の計画の意図でほっちゃらかしにしている。 1927年、神奈川のお不動さんの道しるべについて報告した和次郎先生のお言葉である。 右大…

ここ数日の雑記

昨日、本郷税務署に確定申告の書類を持っていった。 仕事の合間だし、どこかに出かけたいとも思うけれど、次のことを考えると気分が乗らない。 積読状態の本をパラレルで読む。 武田百合子『日々雑記』読了。 小林桂樹、草壁久四郎『演技者 小林桂樹の全仕事…

ゆうべの続き

川本三郎の随筆集「東京暮らし」のこと。猫好きの川本三郎らしい微笑ましいエピソード。 同じマンションに住む、女の子のみっちゃんが、川本家の飼い猫ヤン坊に会いにやって来る。 猫の好きなみっちゃんは時々、「猫、見せて」といって遊びに来る。猫のほう…

すっかり涼しくなりました

WEB制作案件にも参加することを前提に、現在の会社の契約を年末まで延長することに決定。 本来なら案件単位の契約にしたいところだけれど、今のところ他の案件も無いし、在宅だと、机に張り付いたままになったり、煮詰まって散歩に逃避したりと、甚だ精神上…

いつもの土曜日

9時頃起床。洗濯を終えて散歩。 千駄木の古書店不思議(はてな)で、横関英一「江戸の坂東京の坂」「続江戸の坂東京の坂」、向田邦子「無名仮名人名簿」「男どき女どき」を購入。「江戸の坂東京の坂」2冊は時々見かけるんだけれど、いつも値段が高くて諦めて…

アームチェア・トラベラー

この秋仕事が一息ついているであろう時期、10月と11月にそれぞれ旅を計画している。本棚から何冊かの紀行本を取り出して、行き先を考える。 こんな時に読み出して、猛烈に旅愁に駆られてしまう一冊が、巌谷國士「日本の不思議な宿」。この本で紹介されている…

いつもの週末

金曜日に、ヴォネガット「追憶のハルマゲドン」購入。 本日は、根津の往来堂で、塩見鮮一郎「四谷怪談地誌」、宮元常一「塩の道」購入。 古書店ブーサンゴで、種村季弘「日本漫遊記」購入。 先日、今さらエントリーのカテゴリわけをしたわけだが、まだ日記の…

負ケ犬デゴザイマス

11時頃起床。雨が降っていたので、また寝る。 14時頃起床。出かける気にもならず、本を読んで過ごす。 今村昌平・編『サヨナラだけが人生だ 映画監督川島雄三の生涯』読了。 いつか、むつ市田名部に墓参に行きたい。

雨ニモマケル 風ニモマケル

神保町シアターで豊田四郎特集をやっているので観にいく筈だったが、一体なんだこの大雨は。 直前まで迷っていたが、すっかりケチがついてしまい、おとなしく家で過ごすことにする。 畳にひっくり返って、読みかけの中川武「日本の家」を開く。寝る。 日本の…

図書館の一部になるんだ

通勤の間に、正岡容、川本三郎、幸田文の随筆を読み、 夜は、布団の中で遅ればせながら、村上春樹の「海辺のカフカ」を読んでいる。 登場人物のひとりが、主人公の少年に向かって「君は甲村記念図書館の一員になる」と言う。 都会を離れて、地方の趣味の良い…

花冷え

朝より雨、甚だ寒し。 隣の夫婦喧嘩、今日も盛んなり。 紀田順一郎「東京の下層社会」を読んで過ごす。 東京の下層社会 (ちくま学芸文庫)作者: 紀田順一郎出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2000/03/01メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 64回この商品を含む…

休日出勤

鬱だ…。 早めに終えて、新宿のジュンク堂に行く。 紀田順一郎「東京の下層社会」を購入。 帰宅すると、Amazonより 岡本喜八「侍」、市川崑「おとうと」のDVDが到着していた。 それにしてもこの眼鏡、レトロすぎて長髪に似合わないな。 早く髪を切らなければ…

無題

現在の会社の仕事を紹介してくれた、前の会社の同僚、とゆうか上司より すこし早いバースデイプレゼントに図書券を頂く。 miiさん、どうもありがとうございました。 昼休みに、青山ブックセンター青山本店へ。 ニーアル・ファーガソン「憎悪の世紀」上下巻を…

いつもの土曜日

昨日の午後までの仕事は、先方の報告を夜まで待つはめになった。 その時間を利用して、M田氏より依頼されたイラストを仕上げる。 悪いけど、こっちの方が短時間ながらも打ち込んで仕事ができた。 夜の12過ぎにようやく、担当の営業から電話が入る。結果は「…

またもや「浮草」の話

宮川一夫「キャメラマン一代」の中に、こんな記述があった。 『浮草』では、激しい雨の降る場面を撮ったのですが、これも小津さんには申し訳なく思っているシーンです。 中村雁治郎さんと京マチ子さんが、豪雨を間にして、向かい合った軒先から怒鳴り合うと…

いつもの日曜日

九時頃起床。隣の内縁関係の夫婦は、今日も喧嘩。 昼過ぎ、根津まで散歩に出かける。 オヨヨ書林にて、湯村輝彦著「痔慢!!」購入。 丁子屋にて、麻の葉、青海波、豆絞りの手拭を購入。 ご主人が「これ、どうぞ」とお店の手拭をオマケしてくれた。 これは、…

本屋こそ我が聖域

六本木で働いているのに、青山ブックセンターに行かないなんて。 昨日は書かなかったけれど、しばらくぶりにまとまったお金が入ったので、昼休みに本を買いに行った。 諸星大二郎著「海神記」上下巻。 塩見鮮十郎著「弾左衛門とその時代」。 幸田文著「ふる…

僕と鼠

東京紅団とゆうサイトがある。戦前戦後の作家を主として作品の舞台を訪ねるとゆう企画をコンテンツにしている。 そこに、「村上春樹を歩く」とゆうコーナーがあった。 現代の作家を取り上げるのは珍しいことだなと思って、コンテンツを読むと、「1973年のピ…

毎日そんなに書くこともない

昨日は、鉢植えに水をやった後、谷中を散策。 帰りに千駄木の古書ほうろうに寄る。 三木のり平・小田豊二著「のり平のパーッといきましょう」、 種村季弘著「雨の日はソファで散歩」購入。 もう、これは収入が有ろうが無かろうが関係無いんだ。あきらめてく…

神保町の女の子

朝、鉢植えに水をやる。 9時前に所用で飯田橋に向かう、用事は30分ほどで片付いてしまった。 おととい買うはずだった、MovableType関連その他の書籍を求めて、神保町に向かう。 まだ朝の10時前、おおかたの店はシャッターが下りたままだ。 三省堂の裏の喫煙…

神保町シアターの誘惑

朝、コスモスとハゼと紫式部とデュランタに水をやる。 昼食後、神保町へ。 ヴォネガット著「国のない男」、あずまきよひこ著「よつばと!」7巻購入。 神保町シアターでは、10/20より、川本三郎によるプログラムが始まる。 映画の昭和雑貨店2「昭和30年代ノス…

毎日そんなに書くこともない

ボコボコに凹みまくってる今日この頃。 朝コスモスに水をやって、朝食を摂り、近所の心療内科に行って、おクスリを所望する。 その後、谷中墓地、根津を徘徊。 往来堂に寄って、ヴォネガットの「国のない男」を買おうと思ったが、売り切れ。 小林芙美子著「…

断腸亭日乗

定期を買いに新御茶ノ水駅まで行ったついでに、神保町まで足を伸ばす。 長年、永井荷風ファンを公言しているにも関わらず、恥ずかしながら「断腸亭日乗」は、未だ断片的にしか読んでいない。 ついに、岩波書店版の全7巻を揃えるべき時が来た。 あらかじめネ…

古書の誘惑

神保町も随分と近くなったわけだが、ネットの便利さから、 日本の古本屋で、ザクザクと注文してしまう。 神保町は、いずれゆっくりと訪れるにしても、家賃が安くなった分、 本とDVDへの資本投下が増えるのは眼に見えているのであった。

いつもの日曜日

12時頃起床、引越しを前に整理した本とDVDを持って近所のブックオフへ。 売ったお金でそのまま、幸田文著『雀の手帖』、『父・こんなこと』、 田宮俊作著『田宮模型の仕事』、ジョン・マクティアナン監督『ダイ・ハード』のDVD購入。 玉川上水に沿って吉祥寺…

素晴らしき哉、大衆食堂

引越し先の新しい鍵が出来たということで、また田端の不動産屋に行く。 鍵を受け取ったあと、腹が減ったので、なんとなく目に付いた大衆食堂に入った。 これが、とても活気のある店で、短冊に書かれた品書きがズラリと壁に貼ってあり、 何を注文したらいいの…

いつもの日曜日

12時頃起床。 物件探しは一休みして、吉祥寺へ。 「麺蔵」で醤油ラーメンを食す。 本屋で、林忠彦著『カストリの時代』、武田百合子著『遊覧日記』購入。 美しい季節だなぁ…。

遅まきながら、カート・ヴォネガットの訃報に接して

彼がSF作家かどうかなんて話はさておくとして、十代から二十歳くらいにかけては 夢中になってSF小説を読んだものだ。それが次第に熱が醒め、買った小説の多くは手放してしまった。 残ったのは、ヴォネガットとジェームズ・ティプトリー・Jr、あと何人かの作…

いつもの土曜日

13時頃起床。 寺町通りを抜けて、近所のブックオフに向かう。 中勘助著『銀の匙』、小板橋二郎著『ふるさとは貧民窟なりき』購入。 帰宅後、DVDで喜八の『殺人狂時代』を観る。 大島桜も咲いていますねぇ…。