東京マダムと大阪夫人

神保町シアターの松竹女優特集の中の一作を観にいくために神保町に出かける。少し早めに行って古本屋をのぞいているうちに、あれもこれもと買い込んでしまった。
写真は、今日の収穫のうちの2冊。

神保町シアター、今日のお目当ては、川島雄三監督の昭和28年公開「東京マダムと大阪夫人」。
テンポが非常によくて、古臭くならないのが川島映画の魅力。この作品も楽しませていただきました。
季節は夏、三橋達也がアスコットタイにパナマハットっていう格好で出勤するのが、いかにも洒落者の川島雄三らしい。
この作品でデビューした芦川いづみの可憐さ。芦川いづみ北原三枝の両方に惚れられる高橋貞二は、まったくいい役まわり。それも当然、この映画の高橋貞二は自由奔放でイキイキとしている。若くして亡くなったのが残念でしかたない。