東京無宿

先週の何曜日だったか、徹夜明けで眠りに就いたところを。間違い電話でたたき起こされ、もう一度寝ようとしたら、隣の内縁関係の夫婦の痴話喧嘩がやかましくて、もう寝つくことができなかった。心の中で音を立ててレバーが下ろされ、伝声管にメッセージが伝えられた。「この町ともお別れだ!」「この町ともお別れだ!」「この町ともお別れだ!」

寺町だけあって山手線の中では緑も多いし、最初の1年は新鮮だったけれど、自分には郊外の方が性に合っているようだ。