スチル写真でみる日本の映画女優 第3期:戦後の黄金時代を中心に

朝、鉢植えに水をやる。
昼食後、上野まで散策。帰路に着く途中、近代美術館フィルムセンターの
「スチル写真でみる日本の映画女優」が、10月21日までだったことを思い出し、
駅まで引き返して、銀座線で京橋に向かう。
フィルムセンター7階の展示室へ、\200なり。


田中絹代山田五十鈴高峰秀子原節子は言うまでもないが、
第3期の主役は、戦後の復興期から60年代末までの女優達。
久我美子桂木洋子、若山セツ子、香川京子淡島千景有馬稲子
若尾文子岸惠子新珠三千代八千草薫、芦川いずみ、司葉子
以上は、筆者の好みで挙げただけで(お行儀のいい趣味だ)
他にも多くの女優のスチルを見ることができた。
しかし、説明に「厳選の結果、漏れた女優もいますが、ご容赦を」とあったが、
アプレ女優といえば、淡路恵子がいないのは如何に?
淡島千景がいるのに、久慈あさみがいないのは何ゆえ?
緑魔子とか中村暁子まで、とりあげといて、そりゃおかしいんじゃないか?
と、まくしたてた奴も既にいただろうから、やめておく。


やはり、しばし足を止めたのは巨匠キラー香川京子さま。可憐だ。
そして、もちろん若山セツ子さま。「若い娘たち」のスチルだったか、屈託の無い笑顔を見せている。
他の女優のスチルの下のパネルには、生年、生い立ち、代表作、没年が記されている。
彼女のパネルにだけ「1985年自殺」と記されていた。



帰宅して、今日の話を秀子に熱っぽく語ってしまう。
秀子いわく「お父様は、お婆さんが、お好きなんですの?」
わかってないなぁ…。