いつもの土曜日

9時頃起床。洗濯を終えて散歩。
千駄木古書店不思議(はてな)で、横関英一「江戸の坂東京の坂」「続江戸の坂東京の坂」、向田邦子「無名仮名人名簿」「男どき女どき」を購入。「江戸の坂東京の坂」2冊は時々見かけるんだけれど、いつも値段が高くて諦めていた。それがセットで\1,000とは安い。
種村季弘の対談「ラビリンスとしての古本屋」で、堀切直人が「この本を欲しいと思い詰めると、かならず向こうからスッと寄ってくる。」と発言しているんだけれど、これは真理だ。百間(文字化けするのね)先生の「阿房列車」が読みたいけれど、絶対旧仮名づかいじゃなきゃいやだと、新潮文庫版にも手を出さずに我慢していたら、ある古本屋で旺文社文庫版の全3巻を発見したことがあった。古本に限りませんが中古レコード道を突き進んでいるオトーサン方もこんな経験おありでしょう。などと、小沢昭一風。

今宵の月齢は 14.3。映画「シェルタリング・スカイ」で、原作者のポール・ボウルズがこう語った。

ひとは一生の間に何度、満月を目にするのだろうか?せいぜい、20回ほどだろう。しかし、ひとは、何度でも目にすることが出来ると思っているものだ。