乱れる、晩菊

昨日、新文芸座の成瀬特集、昭和39年公開「乱れる」を観る。主演は高峰秀子加山雄三
十朱久雄(十朱幸代のお父さん)の頭の形がとてもいい。あれだけ頭の形がいいとツルッパゲも似合うんだなぁ。


今日、新文芸座の成瀬特集、昭和29年公開「晩菊」を観る。主演は杉村春子沢村貞子、他
この映画に出てくる男たちは、みんな駄目男で愉快ですな。雄三の親父、上原兼も酔っ払って金の無心をするし。
この上原兼が登場するするシーンだけ、いきなり杉村春子のモノローグが入るのは違和感がある。映画は、いままでモノローグ無しで進んできたのに、なんでここだけ入るんだろう?杉村春子の演技力だったら、台詞と演技だけで充分だと思うんだけれど。

ところで、フィルムセンターや名画座に古い映画を観にいくと、爺さんの客が多いんだけれど、自分が爺さんになったときに、こんなに頻繁に映画館に来られるのだろうか?死ぬまで働いてそうな予感がする。