高萩

10月13日、月曜日。小旅行のつもりが、2泊3日になってしまった。3日目の目的地は、常磐線の高萩。古い家並と高戸小浜海岸を見に行く計画。
朝7時すぎ、phoさんとkanyさんは高速バスで帰路につく。ふたりを見送ったあと、常陸大子駅でalsograficoさんに見送られ、水郡線で水戸へ向かう。車内で荷物の整理をしていると、いつも持ち歩いている七つ道具(鉛筆、消しゴム、メジャー、その他)が入った筆入れが見当たらない。なんてこった、alsograficoさんちに忘れたんだ!Shit!
オーケー、クロッキー帳の方は忘れていないから、後でメールして着払いで送ってもらおう。
水戸から常磐線の下り列車に乗り換え、40分ほどで高萩に到着。ホームから旧国鉄車両が見えた。

415系廃車予定車。望遠で撮れないのが残念。



高萩駅。一見新しく見えるけれど、柱から察するに大分古い駅舎のようだ。


まずは、駅前の蕎麦屋「うらじ」で昼食。ここは、李相日監督「フラガール」のロケが行われたお店。

店内には、ザ・タイガースのサリーこと岸部一徳のサイン。


とりあえず、ざるを注文。食べてる途中になんだかずいぶんと体が軽いなぁと思ったら、リュックが無い!なんてこった、網棚に置きっぱなしで降りちまった!Merde!
さいわいにも、乗った電車は高萩止まりだったので、無事に保管されていた。やれやれ、いったい何をやってるんだか。
リュックを引き取って、駅前の案内地図を見て行動開始。まずは高戸小浜海岸へ向かう。しかし、駅前の案内地図がずさんなうえに標識すら立っていない。ようやく海岸線が見えたと思ったら、河にぶちあたって橋まで迂回。かれこれ30分近く歩いて、ようやく高戸小浜海岸に到着。

なぜか、いつも苦労して海にたどりつくのである。


途中で、alsograficoさんから携帯に連絡が入った。高萩は自分も行ったことないので、今から届けに行ってもいいとのこと。ここは親切に甘えて、alsograficoさんが来るまでに、高萩駅周辺に戻ることにした。

今回の旅のお供は、今は亡きコニカのコンパクトカメラHEXAR。もちろん銀塩


国道6号を駅まで歩く。晴天の下、いいかげん暑くなってきた。ブックオフがあったので涼をとるため店に入る。フィリップ・K・ディックの短編集「マイノリティ・レポート」を発見したので購入。
国道沿いの寂れ具合はなかなかのもので、閉店した店が目立つ。歩いてるやつなんていやしない。

まず、自分のキズをなんとかしてみてはどうか。



とん平が涅槃に招く。アルファクラブ会員になるとポイントがつくのかは気になるところ。


駅に着いてから、もういちど案内地図を見る。穂積家住宅や松岡地区の堀や土塁が見たいけれど、とても歩いていける距離じゃない。とりあえず、旧街道筋に残ったほんの数棟の古い商店を撮影する。ちょうどalsograficoさんが駅に到着したので、七つ道具を受け取り、車で国道6号を上って海に出た。

太平洋!



alsograficoさん!


結局、彼にはまる3日間お世話になりっぱなしだった。どうもありがとうございました。

う、海は、ひ、ひろいんだな。