汚れた血

ユーロスペースで、レオス・カラックス監督『汚れた血』を観る。若い頃に観て感動した場面に、今でも感動する*1
ジャン=イヴ・エスコフィエによる室内の撮影。まるでジュリエット・ビノシュの体から光が出ているかのような、彼女の体温を感じるようなあの映像。くすみのない原色のセーター、ガウン。映画女優は生涯に何本もの映画を撮る以上、必ずいちばん美しく撮られている映画がある。(きっと、菅井きんにだって!)ジュリエット・ビノシュは間違いなくこのフィルムに一票。

ウィンドウに映った夢の女を追いかけたドニ・ラヴァンに一票。

*1:それ以外のシーンは、疲れていたので眠かった。もう若くないから。